医師紹介

院長挨拶

ブラックジャックみたいなすごい医者と、特別な技術はなくても親身で丁寧な診療のできる医者、どっちになりたい?

研修医の時の何気ない会話でしたが、将来どのような医師になりたいか悩んでいた時期でもあり不思議と心に響きました。それからたくさんの素晴らしい先生方や患者さんとの出会い、救急医療などを経験していくうちに、総合内科医を軸に自分の手で何か夢中になれる最高の技術を手に入れたいと思うようになりました。

それが内視鏡との出会いです。

内視鏡診療において特に早期がんの早期発見治療の奥深さに魅了されました。技術を磨くために10年間、大学病院での診療や学会活動、病理学教室での基礎研究、がん研有明病院での内視鏡研鑽を行い、34歳の時に地域医療に貢献したいという想いから草加に赴任してきました。

地域に根ざした温かみのある雰囲気で高品質な内視鏡診療を行なうため、内視鏡室や病院のスタッフとたくさんの話あいを積み重ねてきました。日々の診療では消化管といわれる食道、胃、大腸の悩みを抱える方に内視鏡と共に正確な診断を行い正しい医療が行えるよう尽力してきました。

検査の結果を聞いて安心しました
がんをとってくれてありがとう

大丈夫かと思って、こんなに悪いと思わなかった、、

消化管には様々な病気がありますが症状がわかりにくい特徴があります。内視鏡診療を通じてたくさんの喜びの言葉を頂ける一方で、病気が進行した状態で見つかることも少なくありませんでした。その度になんでもっと早く病気に気づけなかったのだろうとご本人、ご家族とともに悔しい想いも経験してきました。

困ったときに頼りになる皆様の親戚のようにお腹の相談をしてもらえたら嬉しいです。 私達の心のこもった内視鏡検査が、皆様の健康に生きていきたいという想いにきっと応えることができると信じています。

資格

  • 医学博士 
  • 日本消化器内視鏡学会関東支部評議員
  • 日本消化器内視鏡学会専門医・指導医
  • 大腸肛門病専門医
  • 日本消化器病学会専門医
  • 日本内科学会認定医、総合内科専門医
  • 日本消化器がん検診学会総合認定医
  • 日本がん治療認定医機構がん治療認定医
  • 日本医師会認定産業医
  • 日本消化管学会胃腸科専門医・指導医
  • 死体解剖資格認定
  • 臨床研修指導医講習会修了
  • がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会修了

経歴

2004年4月 昭和大学 初期臨床研修センター所属
2006年5月 昭和大学附属豊洲病院 消化器内科助教(員外)
2007年4月 昭和大学医学部 第一病理学教室(大学院生)
2008年4月 昭和大学病院 病理科助教(員外)
2009年4月 昭和大学附属豊洲病院 消化器内科助教(員外)
2010年4月 がん研有明病院消化器センター 内視鏡診療部
2011年7月 昭和大学附属豊洲病院 消化器内科助教
2014年1月 メディカルトピア草加病院 内視鏡診療部長
2015年4月 メディカルトピア草加病院 消化器内科長兼任
2023年9月 草加駅前内視鏡内科クリニック 開業

体験記


体験記1 ESD

内視鏡粘膜下層剥離術 ESDを行った方 828 人

食道、胃、大腸のがんは早期に見つかれば内視鏡の治療で完全に治癒することができます。
私は消化管の早期がんの内視鏡治療を専門としており、電気メスを使用するESD(内視鏡粘膜下層剥離術)といわれる特殊な内視鏡治療を、今迄に828人の方に行ってきました。
内視鏡治療は途中であきらめるとがんが残ってしまうため、次の治療は外科的な手術で臓器を大きく切除することになります。治療がどれだけ大変でも内視鏡治療で根治できる可能性にかけて最後まで腫瘍を内視鏡で取りきるということに尽力してきました。また正しい病理診断に結びつけるためきれいにがんを切除することも信条にしてきました。

  • 胃の入り口から胃角という胃の下の部位まで10cm以上にわたり癌が広がった方、
  • 治療開始前半で胃に孔があきどうしてもクリップで閉じることができず、お腹に針を刺して空気を外に逃しながら切除を完遂した方
  • 内視鏡治療時の出血により、緊急輸血を行いながら切除を行った方

内視鏡治療が可能なすべての方に、最後まで内視鏡治療を行なうことができ、ありがとうという言葉を頂くことができました。
日々の内視鏡診療で新たながんの患者さんが見つかるなかで、残念ながら内視鏡治療が可能だった早期がんの患者さんは半分ほどで、残りの半分の患者さんは進行癌であり、StageⅣのため手術も受けられずに抗がん剤の治療や終末期医療(緩和医療)が必要な状態の方もたくさんいました。
がん研有明病院で研修していた頃、内視鏡治療に夢中になっている私に指導していただいた先生が、‘がんは早期に発見すれば治るんだよ、治療も大事だけどがんの発見の方がもっと大事なんだ’という言葉をかけてくれたことを今更のように痛感するようになりました。安心で高品質な内視鏡検査を提供することで、内視鏡に対する苦手意識や不安を少しでも減らしひとりでも多くの方に検査を受けてもらいたい、がんの早期発見に全力を注ぎたいという思いが強くなりました。

ESD症例はこちら

体験記2 藤が丘病院 臨床研修医

昭和大学藤が丘病院での初期臨床研修

なんでも診れる医師になりたい

大学病院の高度医療を軸に豊富な症例と研修医の教育にも歴史のある病院で臨床に熱心な先生方の出会いや数多くの充実した診療経験させていただきました。
‘一例経験してわかる医師もいれば100例経験してもわからない医者もいる’‘ ‘患者さんを家族の人と思って診療する‘この2つの言葉は今でもよく覚えており、 患者さん一人一人に対して深く勉強していく大切さ、親身に診療する大切さを教えてもらいました。
振り返ると現在の診療の核となる部分はこの臨床研修医時代にかたち作られたように思います。
3次救急の現場では初期対応の次に、手術やカテーテル治療、内視鏡治療など各分野の専門科で治療することが多く、これだけは自信をもって治療できる自分の武器となる診療技術を習得したいと痛感しました。
研修を終える頃には将来の医師像として救急対応もできる総合内科医として、そしてその中でも内視鏡のエキスパートを目指そうと目標を決めました。

体験記3 とよす病院 前篇 

昭和大学附属豊洲病院(現:昭和大学江東豊洲病院)前編

目標は内視鏡のエキスパートへ

消化器内科医として、消化管(食道 胃 腸)、肝臓、胆嚢、膵臓の病気、転移したガンに対する化学療法(抗がん剤治療)、緩和療法などの診療を幅広く担当させて頂きました。内視鏡に関しては情熱を持った先輩方に熱心に指導していただきとても恵まれた環境でした。
日々の診療では内視鏡が楽しくて、検査を一例でも担当したいと思いお昼ごはんを抜いて内視鏡室に待機したりしてました。
消化器内科の診療の中でも、初期の消化管(食道、胃、大腸)がんの根治を目指すESD(内視鏡粘膜下層剥離術)に興味を持ち、エキスパートを目指したいと目標にしましたが正確な内視鏡診断ができない限り内視鏡治療に携わることはできません。
内視鏡の診断学、がんの病態に興味を持ち病理の大学院に進学しました。

体験記4 大学院 病理学教室

病理学教室 大学院

究極の診断学、博士論文、病理解剖

がんの早期発見は、がんの発生や発育浸潤方法を理解することが大切です。
大学院生のとき所属している豊洲病院から出た外科、内科の消化管の手術検体を全て切り出し病理レポートを作るようにしていました。病理学は顕微鏡で病気の診断を行う究極の診断学です。内視鏡医や外科医が知りたいポイントを正確に切り出し病理診断に結びつける必要があり、内視鏡画像と検体の切り出し図、病理組織の対比をこつこつと行い診断学を構築してきました。
博士論文では一つの事象を説明するためにとても大変な労力と時間が費やされることも経験しました。死因を追求する病理解剖を行う経験にも恵まれ、臨床の先生とディスカッションを行う過程もとても勉強になりました。

体験記5 がん研有明病院 

がん研有明病院 国内留学

内視鏡検査は世界に誇れる日本の技術

トップレベルの内視鏡診断、治療を学びたいという思いから研修とレジデントをあわせて2年半、国内留学をする機会を得ました。
圧倒的な症例数とともに国内、国外へ数多くの臨床研究を発表する施設ですが、その研究は一つ一つの症例を大切に蓄積するという基本的な日々の診療の積み重ねからくるものでした。
症例数のある有意義な学会研究活動、内視鏡診断治療の修得など多くの貴重な経験をさせていただきましたが、特に楽しかったことはがん診療に情熱を持つ指導医やモチベーションの高い同世代のレジデントの先生との飲み会や学会、夜の内視鏡室での何気ない会話が心に残ったり、刺激を受けたりした経験でした。

体験記6 とよす病院 後篇

昭和大学附属豊洲病院(現:昭和大学江東豊洲病院)後編

充実した内視鏡診療、消化管疾患の診療

がん研有明病院の研修後、医局に戻り消化管の初期のがんの内視鏡治療を責任を持って外来から入院、退院後の流れを経験しました。 がん診療の激戦区ではありましたが自分の病院で一生懸命早期がんを見つけたり、他院やクリニックからの紹介を頂く症例を増やしきちんと治療を行っていく過程にやりがいを感じていました。
潰瘍性大腸炎、クローン病などの炎症性腸疾患の治療も多く経験しました。若くして発症することもあり病気になる意識が乏しいため、ただの下痢や神経によるお腹の痛みと思って我慢し病状が悪化してから発見されることもありました。劇的に治療効果のある治療方法が確立された時期でしたが、やはり内視鏡検査での正確な診断と適切な治療を行うことが大切でした。
最新の医療や貴重な経験を蓄積し学会活動、勉強会を数多く行った時期でもありました。
医師になり10年ほど経ち、より今まで情熱を傾けてきたがんの内視鏡診断治療をより活かせる環境で診療を行いたい、地域医療に貢献したいという思いが強くなってきました。

体験記7 メディカルトピア草加病院

メディカルトピア草加病院

34歳の時、、

‘白いキャンバスに絵を描くように理想とする内視鏡室を作って下さい‘という言葉を院長に頂き、日本のトップレベルの内視鏡検査を地域に根差した温かみのある雰囲気で提供しようとスタッフ一丸となった結果、年間2000件に満たない検査室が9年の歳月を経て8000件近い活気のある内視鏡室に成長しました。スタッフも当初8人ほどだったのですが、25人を超える活気のある雰囲気で日々内視鏡診療に尽力していました。日々の診療以外にも多くの会議や、カンファレンス、委員会などの活動の機会を頂くことができ一つ一つの出来事を大切にすることを心掛けてきました。

体験記EX1 救急医療の現場から

救急医療の現場 横浜旭中央総合病院

救急要請です、、

突然痛みがでたり、体が動かなくなったり、胸が苦しくなったり、高熱が出たり、、、
17年間救急医療の現場を内科非常勤の立場で、本当にたくさんの急患対応を経験させていただきました。
年間8500件程の救急車を受け入れている病院です。救急の現場では患者さんの重症感や顔色、身体所見、バイタルサインをもとに、優先度や病気の鑑別を迅速に行い適切な治療を早く行うことが大事です。軽症から重症な病状まで様々ですが何かしら困った症状や不安を抱えてやってきており、ご本人や御家族に丁寧に説明することも大切にしてきました。
救急医療はチームワークが重要であり、頼もしいメディカルスタッフや各科の専門の医師との連携が診療の支えになりました。

体験記EX2 患者安全対策委員会

患者安全対策委員会の経験

医療事故は起こるもの、、

医療安全とは病院における安心安全な医療を提供するうえで最も大事な課題です。
体の健康に関わることなので、当然厳しい姿勢で協議されることが多いですが、個人ではなくその事象の背景に向けて解決していくことが大切です。起こったことに対してだけではなく、起こり得る未来の事故を防ぐためひとつひとつの出来事を丁寧に迅速に検証するようにしてきました。また必要に応じて有効な統計的な解析も定期的に行ない、計画を立てることで日々の診療の質の向上に努めました。

患者安全対策委員会 委員長 任期 2018年4月~2023年7月

体験記EX3 大学生

ゴルフ部

‘結果を受け入れ最善を尽くすこと‘

日頃の練習を頑張り、1打1打の結果を受け入れてポジティブな気もちで望むにしていました。
ゴルフ部の主将として、チームみんなで目標に向かい努力する経験も楽しかったです。仕事がはじまってからゴルフとは無縁の生活でしたがまたいつか始めたいなと思っています。

体験記EX4 産業医

産業医

ストレス社会を通じて、

皆様の胃腸の調子は大丈夫でしょうか?
外来でも働き盛りの年齢の方が胃腸の不調を訴え来院することがよくあります。
胃腸の不調はストレス関連疾患の代表的な症状です。
人は大小個々のストレスに耐えられる容器があり、ストレスがその容量を超えて溢れてしまうと症状が現れてくると考えると想像しやすいかもしれません。
胃腸の調子が悪い時、自分は怖い病気にかかってしまったのかもしれないとどうしても不安が拭えないこともあります。消化管の病気は症状がわかりにくく、胃腸の健康を確認するのに内視鏡検査は大切です。

体験記EX5 タモリ倶楽部

‘大腸内視鏡検査のテク教えます’

2017年5月19日 タモリ倶楽部で、私がタモリさんに大腸内視鏡の検査のやり方を教えるという貴重な機会に恵まれました。’鎮静剤で眠っている間にどんなテクニックでどんなことが行われているか’を徹底検証するとの内容でとても楽しい現場でした。テレビで取り上げられるほど大腸内視鏡検査の意識が高まってきているのだと実感した経験でもありました。

体験記EX6 開業支援

たくさんの方に協力頂き開業することが出来ました。特に今回大きな柱となって尽力いただいた会社で感謝しております。

  • 開業支援 税理士法人 テラス 
  • 内装 アスクコーポレーション
  • ホームページ作成 ドクターブリッジ
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